父が子に教える昭和史
歴史の続き。今度は昭和史へ。
この本はなんと36人ものオムニバス形式で、一人ひとりが別々のテーマや出来事を語る。
専門家から小説家、漫画家、哲学者その他沢山の有名な方が書かれており、ネームバリューは相当では。その視点は様々で、客観的に見ようとしたり、擁護したり批判したり、実体験を語ってみたり。語り口も様々。
見方が一貫してなくて分かりづれぇよという向きがあるかもですが、裏返せば偏らずに色々な見方を読めるのは大きなメリットではないでしょうか。
この中から気になった人がいればその人の本に当たるもよし、気になる部分だけピックアップするもよし、と。
まぁどれかと言うと、同じ部分を違う人が書いているのを読み比べたかった感はありますが…それは違う本を買えという話ですね。
個人的には、当時僕はこんな風に感じていた、という話はなかなかありがたいと思いました。歴史の信憑性を考える上では土台となる部分だと思うので。
目的に合えば買って損なし、という結論で…。