『道は開ける』のか その①

道は開ける 新装版

道は開ける 新装版

自己啓発オーソリティ

本書『道は開ける』は同著者の中で『人を動かす』とともに特に有名な自己啓発書の一つです。
友人があまりに感心していたのでとりあえず読んでいます。今4章です。

この本は序章で述べられているとおり「悩みに対する戦略を与えてくれる」本のようです。

悩みが尽きない、ストレスが強いと言う人は一度目を通してみてもいいかもしれません。これほど昔の本が読み継がれているのは伊達やはったりではなさそうですので。


・今日一日で区切って考える

ここまでで印象的だったのは、序盤で主張されていることの一つに、「今日一日で区切って考える」というどこかで見たアレがあったことです。

というか、「過去のことを考えない。未来のことも考えない。今だけに集中する」というのはここが源流かもしれません。

とはいえ本書もこの考え方は、様々な本や体験から普遍性を持つものを抽出したとのことなので、これは普遍的な金言と思ってよいのではないでしょうか。

他にも様々なところで見かけますし。こういう内容は納得できる理屈や肌感覚だけでなく、全然別のところでクロスチェックできるとより信じられるような気がします。


・様々な方面で見かける例

例えば、上でもまさに持ってきていますが『カイジ』の一節。元々名言として知られていましたが、とある記事でさらに有名になって(多分)、僕もそれで知りました。

オンラインゲームMMORPG中毒者を救ったのはカイジにでてくる下衆野郎の一言だった

松岡修造さんも動画の中でそっくり同じようなことを言っています。
【松岡修造】ニコニコユーザーへ向けてメッセージ【熱血】
3分くらいからです

西尾維新刀語』では、奇策士とがめの異能の一つに「考えなくていいことについて思考停止できる能力」があったはずです。これも亜種の一つだと思います。


・道は開ける

今だけを見つめ、今日だけ頑張る。難しいですが、意識する価値はあると思いました。

きっと道は開ける。