ロウきゅーぶ!3

ローリングスポコメディ第3巻。

しかし今巻は本当に酷いと思う。いや、小学生であざとい狙いまくりとかそういう所は全然構わないんですが…

今巻の主人公はあまりに自己中すぎるだろう。

主人公は、同好会をドタキャンしまくる挙句に幼馴染と勉強する約束まで全部すっぽかします。

や、別に同好会は葵の発案だし、主人公は責任逃れようと思えばできるけどさ。本当にそれでいいのか。だって明らかに主人公のためだと主人公自身分かってるはず、というか分かってなかったらその時点で問題外だけど。

これでその同好会休むのを自分の責任でないというんだったら、同好会は俺のためじゃないお前の押し付けで、自己満足だ!って言い張るようなものじゃないですか。けどそれは違うじゃないか…どれだけお前この同好会の発案が自分にとってメリットのあることで感謝すべきことか考えたことないのか、という。

いや別に主人公がそんな糾弾をしたわけではないですし、何らかの言い訳をした訳でもないです。が、「自分の信念に基づいた行動」とか言って自分を正当化するのはあまりに自己中心的ではないでしょうか。

葵に伝えなかったのは明らかに信念に基づいた行動でなくただのエゴでしょうし、その結果で誤解が生まれた時点で主人公が自分を正当化できる理由なんて何もないのに。小学生のチームをかばう前にやることがあるでしょう。

普通に考えたら、同好会一回休む分だけでも全部理由説明して土下座して頼み込んでダメなら同好会出るくらいのものじゃないかな。この主人公、あまりに都合よすぎるだろう。

鈍感とか言う前に人間として最低な行動を取っていた、ということはまだ前提で話が進めばいいいのですが、まるでそんなことなかったかのような話の進み方。

と言うことで、あまりの怒りに盛り上がるシーンが自分の中ですべて上滑りして大変残念な読書でした…いや、だってそんな自己中な主人公と一緒に一喜一憂できないよ…。この調子ならこの作家の本は二度と読まないなぁ…まぁ俺みたいなマイノリティ読者から反感を買っても大したことないでしょうが。

まぁとにかく自分はこういう読み方しか出来ませんでした。ああもう。