Kaguya -月のウサギの銀の箱舟

なんかうちにあったので読んでみました。

ただのラブコメかと思ったら違って、普通にシリアス多めでした。ムーンチャイルドという、月の欠片が落ちたことにより特殊能力をその身に宿した人たちのお話です。

しかしなんでこんな表紙なんだろう…訴える層が違う気がしてなりません。

ともかく、連続殺人犯を突き止めるミステリやらサスペンスのようなものです。

個人的には、世界観と言うか国の対応やらに結構疑問を感じたのですが(力使用を法律で禁止とか、アルテミスコードに対する周りの反応とか)、その辺を置いておけば…動機に色々絡んでくるので置いとけもしないのですが…真摯なお話かと。

やりたい事というか言いたいことは良く伝わってくる展開だと思います。そういう意味では展開から世界観を決めたのかもしれませんが、もうちょっと世界の流れに必然的な説明があれば納得できたかと。

とりあえず出だしは明らかに不自然というか、せめて主人公にセルフ突っ込みして欲しい…。

会話の軽妙さといい、コメディを挟むところは良かったです。

ということで、違和感に負けて★3つで…。