Tales of Vesperia
友人に連れられて見てきました。
本編未プレイで何も知らないのですが、前日譚で数年前のことだとか。
ざっくり言えば、とある街の騎士団がその街を襲う危機に立ち向かうお話でした。ざっくり過ぎで何の説明にもなってない。
主人公は騎士でありながら自由が信条という性格で、自分が正しいと思えば躊躇なく命令やら規律やらを無視して行動してしまう。作戦なども「上手くいったからいいじゃん」なんて。最近のテイルズの主人公は本当に分かりやすいな…最近と言うかアビス、ラタトスク辺りの話ですが。
対する相棒は、集団に属する身として、規律と命令を重んじるタイプ…だが割とすぐにキレる笑。
この二人の生き方の話が主だったところかなぁ…。すなわち、組織に属していても、命令にそむいてでも自分が正しいと思ったことを貫くのか、自分を殺して命令に従うのか。
これは一口にどっちとは言えない話だと思うのですが、映画中の議論だと結論は命令に背いてでも自分の本懐を遂げる方でしょうか。団長的な意味で。
フレンが命令を守りたがる理由として、彼の父はその昔に家族やそのほかの人を守るために命令違反して、結局そこで戦死してしまう。そしてその死は無意味な死と罵られる。
そんな父の言われようを聞いて育ったフレンは命令に背くことを嫌うようになる。それで死んでしまえば何も残らないと。
理由がそれ、ようするに自分が死にたくないという所に帰着するので、そりゃあ命令に背いて打って出るほうに傾くよなぁ…と。命令に背くデメリットが少ないので。
いや、死んでしまうことがデメリットとして小さいという話ではなく…まぁ騎士としてみたら小さいと言ってしまえそうですが。
ただ命令を守ると言うのは組織で言えばもう少し責任重大な意味があると思うので、その辺の事情が入り込まないような状況設定にとどめたのは、分かりやすくていいけど少し物足りないような気分です。
しかしながら、キャラクターも安定してるし、本編未プレイでも見て楽しめるクオリティでした。そこまで薦められるかといわれると微妙ですが、テイルズが好きなら間違いないのでは。