星図詠のリーナ 川口士

旬が過ぎたころに読み始めるのがこの日記。

地図作ったり陰謀に巻き込まれたりバトルしたり軽快に口喧嘩したりするファンタジー

やはり主人公の特技が地図作りというのは一風変わった所だけど、これがストーリーの軸になったり世界の紹介になったり内容振り返ったりと、うまく機能していて楽しい。

車を運転するようになってからは特に地図の重要さを痛感したりして…思わず頷くことしきり。まぁ地図が好きなのかといわれると全くそんなことはないけれども、それでこの小説の面白さが減じたりはしないので。

殺伐とした部分がないではないけど、基本的に前向きで明るい話なので、ライトに割としっかりしたファンタジーが読みたい(どんな要求だろう…)場合にはジャストフィットなような。