幕末魔法士 設定がいい


読了。

電撃の大賞作。幕末の時代に、魔法があったら?な歴史ファンタジー小説

歴史モノに魔法を取り入れたことで、史実で起こった様々な出来事が再解釈されていて面白いし、シナリオも謎と陰謀でぐいぐい引っ張っていき飽きさせないあたりはさすが大賞か。

全体通して面白かったものの、若干残念な点もあって、それが惜しい…。


やはり最後の戦闘がいかんとも…。

主人公の手をまるで離れてしまって、しかも未知の封印されし力で敵瞬殺というのはどうにも。明らかに敵が主人公達に勝ってたのに、反則技で一気にカタがついてしまったようで、なんともすわりが悪い。

その点を除けば、かなり良いエンターテイメントであると思いますが。

キャラの持つ因果な過去もうまいし、先の活躍も気になるし。

巧いと思うので、自作に期待…