雪蟷螂

人喰いシリーズ第3弾にして最終巻のようですが、すいませんこの小説の★が微妙なのは完全に個人的な嗜好のせいです。

愛した相手を喰らうという伝説を持つ、フェルビエ一族の激情の話です。

もうほんと刹那的な激情にこそ生きよというか、とにかく激情とか連呼したくなる話なんです。理性なんて知ったことか!という。

なんというか、登場人物が半分くらい大嫌いなタイプの人間だったのが原因だと思う。いや嫌いな価値観とか考えを持つ人物が出てくるのが嫌とか言うわけではなくて、その人物の視点に沿って話を眺めていかなければならないのが苦痛。

結構蚊帳の外でした…まぁそれでも最後まで読めたんだから面白いんだと思う。

しかしこうして考えると、小説を読んで面白いって感じるのなんでかなーという気分にさせられる。

考えてみたいが、なかなかハードルが高そう。